日本の弦楽器

津軽三味線

日本の三味線は、色々な大きさ(大きく分けて太棹、中竿、細竿の3種類)があり、胴体に犬や猫などの動物の皮を張ってあります。

津軽三味線は一番大きい太棹です。

右手に持って音を出す撥(ギターに使うピックの一種)も三味線により、大きさが異なります。津軽三味線は思い切り大きな音を出したり、速く弾いたりすることが多いので、小さい撥を使います。

他の国の三味線と違う特徴は、3つに畳んで持ち歩けることです。日本の言葉で、たたむといいます。

津軽地方では、「ボ様」と呼ばれる目の見えない旅芸人が、家々の前で三味線を弾いて少しばかりのお金や米を貰って生活をしていました。津軽地方は、寒くて風が強いところです。海から吹き付ける強い風が、大きな波を岸に叩きつけます。それが「ザブーン、~」と音をたてます。山では山笹が、風に揺られて「ザザ、、、」と音を出します。そんな、自然が生み出すリズムが、じょんがら(津軽三味線の代表的なリズム)のリズムのもとになっています。津軽三味線の音楽は、このような色々な環境の中で育ってきました。

「津軽三味線」は、津軽地方の厳しい自然の中を、家から家へと「門付け」して歩いた盲目の旅芸人の血のにじむような努力によって作り上げられました。日本海から吹き付ける海風によって作られる激しい波音や、山に生える熊笹が刻まれる自然の音が、リズムに影響を与えました。その響きには、厳しい自然や、迫害を受けた厳しい環境等に立ち向かう力強さや情熱が込められています。

世界には、三味線の仲間がたくさんあります。シルクロードを通って伝わったといわれています。

三線

アジア大陸から琉球(今の沖縄県)へ伝来した蛇皮三味線が現地の文化に合うように改良され、現在の「三線」になりました。騎馬民族のモンゴルでは馬の疾走するリズムが多く使われていますが、沖縄では太陽の恵みを受けた自然や、南海のゆったりとした波の音がリズムに影響しています。

三線は戦国時代に大阪堺の港に運ばれ、蛇皮を本土に住む動物の皮に張り替えられて三味線に変わっていきました。

和琴

薩摩琵琶

薩摩藩の武士がたしなみとして演奏を始めてそれが発展してきました。音程を作るのに、フレットを押さえる他、フレットが高く弦を上から押して音程を上げる方法があります。バチは他の琵琶よりも大きいものを使い、武士らしく豪快な音がだせます。日本の琵琶のルーツは西アジアのウードがシルクロードを伝わってきたようです。ウードと比べて、自然環境の違いから比較にならないほど重さが違います。砂漠が多く木が少ない西アジアと比べて、樹木の多い日本では木をふんだんに使える為かなり重くなっています。ウードの表面の装飾で月の部分が、三日月のような形になっているのも、日本的ですね。